事業所情報
特定非営利活動法人こもれびの家 理事長 毛利宗一
〒834-0122 八女郡広川町一条1065-7電話:0942-53-5511 FAX:0942-53-8661
特定非営利活動促進法第28条の2第1項に基づく貸借対照表の公告
こもれびの家理念
老いも若きも、障害のある人も住みなれた町でひとり一人個性ある人格として尊重され、 人が人の心も体も拘束することなく皆が自然と共生し、人と人が共生する社会を目指します。
デイサ-ビスこもれびの家介護基本方針
デイサ-ビス こもれびの家の目指すもの
- 障害や認知症があっても、住み慣れた家住み慣れた街で、その人らしく暮し続けることを支えます。
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お年寄りの意思と居心地を大切にし、できるだけ家と同じように過ごしていただくことを目指します。
- お年寄りの生活のリズムやテンポを感じるように努め、スタッフが先に動いてしまうことはしません。
- 1日の過ごし方は、日課やスケジュ-ルは決めずに、お年寄りの表情を見、意志を確認しながら判断して決めるようにします。
- 尊敬の念を持った言葉づかいと適切で安全なケアを心がけます。
- 心身共に日々変化するお年寄りの状態を見極めながらケアを行います。
- 家族の方とのコミュニィケ-ションを大切にし、お年寄りと介護家族を支えることに努めます。
- 地域に開かれた施設とするために、地域の方やボランティアの方が気軽に出入りできる仕組みと雰囲気作りを心がけます。
基本的なケアについて
- 認知症のお年寄りに対する心がまえ
- 認知症の症状として、物忘れ、見当識障害、混乱、不安などの障害がありますが、かなり認知症が進んでも感情は保たれていることが多く、ほとんどのお年寄りがそのことによる不安を持っておられます。とりわけ、認知症のお年寄りに対しては、気持ちを安定させ、不安や混乱を軽減させるケアと安心して過ごしていただける環境作りを心がけます。
- そのためには以下のことは厳に慎みます。
- お年寄りのできなくなったことや失敗、不可解な行動などに対して、非難や叱責、怒り、失望、嘆きなどの言葉を浴びせません。
- 他人の前で、ご本人の状態や失敗を言ったりして、恥をかかせるようなことをしません。また、言葉だけではなく、視線や表情、構え方なども同じです。
- 穏やかな態度で、お年寄りの言葉を待つことも大切。目線をともにし、威圧感を与えるような態度をしません。
- お年寄りの生活歴を大切にし、残された力を見出していきます。
- 移動について
- ケア方針
- 「こもれびの家」での1日は、お年寄りにとって、ゆったりくつろげる1日となることを目指します。
- お年寄りが何かの目的があって移動をされる時は、危険の有無を確認してできるだけ妨げないように見守ります。その上でお年寄りが困っておられる時、または危険の恐れがある時は、その場の雰囲気を壊さないよう、周囲に気遣いながら手助けをします。
- スタッフは動きすぎない様心がけます。スタッフが先取りして動くことで、その場の雰囲気を壊したり、お年寄りの自立の機会を奪ってしまうこともあります。
- ご自分でできることを見極めることを大切にします。
- 何かの理由で移動していただく時には、必ず理由を説明し、お年寄りご本人の意志を確認してからしていただきます。決して、命令口調や強引な誘導はしません。
- ケアの方法
- ①誘導が必要な時
- 歩行が困難な方、行き先がわからない方、目の見えない方など誘導が必要な時は、お年寄りが不安を感じないような誘導の仕方を心がけます。
- 行動する前には、そのことをお年寄りに簡潔に伝えます。
- 歩行のペ-スをお年寄りに合わせ、自然な会話をしながらゆっくりと行います。
- ・せかせたり、後ろから背中を押すなど、しないよう心がけます。
- ②散歩・外出
- ・適度な運動のためにも、また気分転換のためにも散歩はできるだけおすすめします。
- お年寄りひとり一人の歩行のペ-ス、体力などを考慮して、無理のないように気を配ります。
- 歩行の度合いによっては、手押し車や車椅子、杖などの介護用具を活用します。
- その際、ブレ-キ、タイヤの空気など使用する介護用具の安全性を事前に確認してから使用します。
- また、危険がある場合を想定して、いつでも手を出せるように介護するスタッフは両手を空けておきます。
- ③送迎
- 「こもれびの家」での1日は、朝の迎えから始まり、帰りの送りで終わります。添乗スタッフは、車中でもお年寄りの気持ちがなごむよう自然な会話を心がけます。
- 乗り降りの際は、適切な言葉掛けによる誘導を行います。また、スタッフは万一の転倒に備えた態勢と介助を心がけます。
- 運転は安全運転を心がけます。法定速度内で余裕を持って運転し、急発進、急ハンドル、急ブレ-キは避けます。
- 食事について
- 安全な食材を利用し美味しく、楽しい食事をスタッフも一緒に頂きます。
- ケア方針
- ゆっくり、ゆったりとした雰囲気の中で、お年寄りのペ-スでの食事を心がけます。
- 基本的に皆で同じ物をいただくようにします。ただし、その日の体調などを考慮して、その方にあった形態(とろみを付けたり、刻んだり、つぶしたり)にしてさしあげます。
- 食事がすすまない方のケアについては、無理にはおすすめしません。何が問題なのか把握することを心がけます。
- 食事介助することだけが食事のケアではありません。
- 最初から介助するのではなく、できるだけご自分で食べていただけるように声掛けや食べる動作を補助してさしあげるなどして、様子をうかがった上での最終的な手段であることを心がけます。
- 排泄について
- 自然な排泄を目指し、繊維の多い食事、水分補給、適度な運動を心がけます
- ケア方針
- その方のプライバシ-を尊重します。
- おむつ、尿パットは、はずすことを目指します。
- おむつはあくまで予防のためのものであり、排泄のケアをおむつに頼るのではなく、尿意、便意のシグナル(合図)を把握します。
- 排泄のリズム(パタ-ン)をつかむために、前誘導を心がけます。
- (2)ケアの方法
- ①トイレへの誘導が必要な方へのケア
- 自尊心を傷つけないように、その場の雰囲気や周りの動きをうまく利用しながら自然な誘導を心がけます。
- あからさまな言葉での説明は避けます。各人のトイレの呼び方を調べて対応することもこころがけます。
- ②便器での排姿勢(座る、立つ)
- 安心して排泄ができるように姿勢を補助します。
- ③衣類、下着の上げ下ろし
- お年寄りができる部分を尊重し、できない部分を補助します。
- ④後片付け
- 排泄が終わってもすぐ後片付けをしないで、少し待つように心がけることで、残尿、残便を防ぐことにもつながる適切な後片付けを補助します。
- 尿や便の排泄の状態を把握します。
- 入浴について
- ケア方針
- ①家庭での入浴が難しい方を優先して入浴します。
- 夏場、冬場の入浴パタ-ンを作り、ご家族との了解の上実施します。
- ②ゆっくり、ゆったり、お年寄りのペ-スに合わせて入っていただきます。
- 流れ作業にはしません。
- ③着脱衣や入浴の際は、ご自分でできる部分はしていただき、できない部分を一緒におこないます。
- ④プライバシ-には十分注意を払うとともに、熱い、冷たい、寒い、不快、恥ずかしいなどの思いをさせないようにします。
- ⑤安全面、体調、清潔について注意します。
- ケアの方法
- ①その方にあった入浴の声掛けを工夫します。無理強いをしません。
- ②食前、食後すぐの入浴は避けます。
- ③部屋と浴室の温度差に気をつけます。冬場は浴室を前もって温めておきます。
- お湯の温度は40度前後が適温ですが、お年寄りの好みや体調に留意した温度に配慮します。
- ④体調に注意します。バイタルチェックは事前に済ませ、皮膚疾患がないか気をつけます。
- ⑤入浴前には排泄をおすすめします。
- ⑥脱衣はご自分でできない部分を一緒に行います。
- ⑦浴室では安定した姿勢を保ち、まず湯加減を確かめ足元にお湯をかけます。
- 次に身体をお湯の温度に慣らすために、足、下肢の順に下半身からお湯をかけ、全身を洗い流し、静かに浴槽に入っていただきます。
- ⑧身体が温まったら浴槽から出ていただき、心臓より遠い部分から洗い始めます。
- ご自分で洗える所、特に陰部などはご自分で洗っていただけるよう工夫して洗っていただきます。よく石鹸を流し、入浴が済んだら手早く拭いて頂きます。
- ⑨ご気分が悪くないか、異常はないか確認します。
- ⑩入浴後は水分補給を必ずしていただきます。(500~600㏄発汗する)
- 洗髪後は早めに髪を乾かしていただきます。
- ⑪湯冷めに気をつけて少し休んでいただきます。必要に応じて爪の手入れをします。
- 特定非営利活動法人こもれびの家の福祉事業を担っていることを自覚して仕事に臨みます。
- スタッフひとり一人が、常にお年寄りの状況やその場の雰囲気を把握し、今何をなすべきかを考えて行動します。
- 個人ではなく、チ-ムでケアをしていることを認識して仕事にあたります。
- お年寄りのわずかな変化やご家族からの情報、ケアに関することなどは、必ず全員へ伝わるよう報告、連絡し、相談をします。
- 利用者の方やご家族への個人的な接触はしません。他団体との関係も同様です。
- 日常運営やケアに対する疑問や提起などは、必ず引き継ぎかミーティング、定例会に出します。
個人情報保護について
2005年4月1日より、個人情報保護法が全面施行。高度情報化社会と言われ、様々な情報が飛び交う中で個人の情報の保護と権利が損なわれる機会が増え、個人情報の流出は社会的な問題となっています。こもれびの家では、「個人情報の取り扱いについての宣言」を定め内外に公表しています。この全体の宣言の下に、本宣言で、介護事業における個人情報の取り扱いを定めるものです。わたしたちこもれびの家は地域住民の方々が利用者であり、地域の支えあいで安心して暮らせる街づくりを進めます。そんな期待は当然、情報開示、個人情報の保護、個人の尊厳と安心できる介護サービスをわたしたちこもれびの家に求められます。 したがって、わたしたちは個人情報の収集、管理、利用、開示、提供の全てについて、本人の意思が、個人情報に関する権利として尊重されることが必要であると考え、利用者の幸せと介護における私たちとの信頼関係を更に築き、地域福祉が豊かになるよう、「個人情報保護」に関する基本方針を定め、内外に公表し、遵守していきます